ザ・ウィークエンドは、8月7日に開催したTikTok初のARライブコンサート配信で、大成功を収めました。このコンサート配信は最新アルバム『After Hours』(XO/ リパブリックレコード)と連動した、バーチャルライブとなっており、TikTok LIVEで配信されました。ライブの製作は、The Weekndと、TikTok、音楽VRのスタートアップWave、The Weekndのレーベル/マネジメントのXO、リパブリックレコードのコラボレーションで実現しました。
TikTokによれば、「The Weeknd Experience」コンサートは総視聴数が200万再生を越え(8月7-10日の3日間)、ピーク時には27万5000人が同時視聴したことを明らかにしました。また、コンサートのハッシュタグ「TheWeekndEXP」でタグ付けられた動画は、TikTokで現在まで16億回以上再生されています。
The Weekndとチームは、TikTokでのライブコンサート配信だけに留まらず、コンサート後にアーカイブ動画コンテンツを、その他のプラットフォームでも展開を始めました。まず第一弾として「ディレクターズカット」動画が、YouTube、Facebook、Twitterで8月13日、同時にライブ配信されました。
またThe Weekndは「The Weeknd ☓ TikTok」コレクションのグッズもバーチャルライブと合わせて限定販売。35万ドル以上(約3700万円)の収益が、基本的人権の保護を保護する非営利団体Equal Justice Initiativeに寄付されました。
The Weekndの『After Hours』は、2020年上半期に全米で最も売れたアルバムの一つでしたが、そこにTikTokでの成功が影響していることは無視できません。シングル「Blinding Lights」のプロモーション・キャンペーンで行ったTikTokの「#BlindingLightsChallenge」は、150万以上の動画投稿に繋がり、TikTokでの成功が全米ビルボード1位獲得に貢献したとも言えるでしょう。
Photo by The Weeknd