アーティストのライブ配信は、有料化に向かっています。ライブ情報検索サイトのBandsintownが、同社のユーザーであるアーティスト2万組以上のライブ配信事情をデータで分析したところ、2020年3月25日から12月12日で、有料のライブ配信が急激に伸びていることが分かりました

3月25日以降に行われたライブ配信の回数は60,905本。その中でも6月にチケット制の有料ライブ配信は、全体の2%しか占めておらず、無料のライブ配信や、寄付をファンから募るライブが多くありました。しかし、11月には2桁、3桁の成長速度で有料配信が増えており、現在ではライブ配信全体の50%以上が有料制に変わったとの報告をしています。

このトレンド、つまりファンがアーティストに対して有料チケットを購入したい動きが2021年に続くと想定すれば、アーティストにとって、ライブ配信からの収益化は戦略として見直しが必要となってくるはずでしょう。