アメリカ人グラミー賞受賞アーティストでプロデューサーのDiploは、初のアンビエントアルバム『MMXX』(Higher Ground)をリリースするという新しい取組みにおいて、瞑想/マインドフルネスアプリ「Calm」と提携した、アルバムキャンペーンを開催しました。
DiploはCalmアプリ内でアルバムを先行解禁し、Calmユーザーといち早く楽曲を共有しました。Calmでは、これまでもJulianna Barwick、Kygo、Mobyなどのアーティストと連携して、アルバムリリースやオリジナルコンテンツ、プレイリストのキャンペーンをCalm内で展開してきました。
Calmのような瞑想/マインドフルネスアプリで新曲をリリースする戦略は、斬新な取組みで、Calmと音楽との相性の良さを示しています。Calmは、ストレスを抱える人のウェルビーイングを支援し、瞑想や睡眠、リラクゼーションを促進するためのオーディオコンテンツを提供しており、現在までに9000万回以上ダウンロードされています。
Diploは、Calmアプリを通じて、ニッチなオーディエンスと直接繋がり、中にはDiploの作品を初めて聴く人とも繋がることもできるのです。Calmアプリとの相性を考慮した時、今後もアーティストが、ニッチなオーディエンスを開拓するためにアプリ内で作品をデビューさせるのは、容易に想像できます。
また今後、「アンビエント」が作品のスタイルとしてのトレンドになっていく可能性も十分に考えられます。Diploの『MMXX』は、2019年にMobyがCalmで先行リリースしたアンビエントアルバム『Long Ambients 2』や、Above & Beyondのアルバム『Flow State』に続く、アルバム先行配信となります。
Photo by Calm