ロックバンドのミューズは、アルバム『Simulation Theory』(Warner Bros / Helium-3)の世界観から派生したバーチャルキャラクター「マーティ」「ミブルス」を作り、ファンにバーチャルグッズとして販売するという、ブロックチェーンを用いたキャンペーンを始めました。
ミューズは、このバーチャルキャラクターをファンに提供するために、ブロックチェーン・プラットフォーム「CryptoKitties」を運営するDapper Labsと提携しました。
ミューズのバーチャルキャラクターは、「クリプト・コレクティブ」なフォーマットで提供され、購入可能になっています。クリプト・コレクティブはブロックチェーンを活用して限定バーチャルアイテムを集めて、ファン同士が売買して楽しむゲームのモデルで、ブロックチェーンゲームに多く導入されている仕組みが使われています。
これらのバーチャルキャラクターの平均取引価格は58ドルであり、ミューズのマーティは最低0.48 ETH(38,000円弱)で取引されています。
CryptoKittiesのクリプト・コレクティブ式の限定バーチャルグッズ販売は、経済的な意味ですでに現実的な取組みと言えます。この他に、音楽キャンペーンで活用されるのは、ファンが希少価値の高いバーチャルグッズを獲得するために、アーティストをフォローしたり、ライブを視聴したり、動画コンテンツの公開を待ったりするなど、ファンをアクティベートすることで、バーチャルグッズを提供するFanaplyなど、バーチャルグッズを音楽キャンペーンに活用できるプラットフォームもすでに利用が始まっています。
Photo by Dapper Labs on Medium