イギリス人シンガーのアデルが10月15日にリリースしたカムバック・シングル「Easy On Me」が、6年ぶりの新曲にも関わらず、目覚ましい伸びを見せています。Spotifyによれば、「Easy On Me」の一日での再生数は2400万回を超え、同プラットフォームにおける24時間の再生回数記録を更新しました。Amazon Musicでも、初日の全世界での再生数で新記録を更新しただけでなく、Alexaで一日にリクエストされた回数の新記録も更新したことを発表しています。
アデルは、新アルバム『30』を11月19日にリリースすることを自身のSNSで発表しましたが、前作から今年までの6年間で、個人のSNSやYouTubeでの投稿や配信を止めていました。アルバム発表後も、本人のSNSでの投稿は、それほど活発ではありません。音楽業界の中では、SNSを使っていなかったアーティストがいかにプロモーションを行うか、関心が高まっています。 本人投稿が少なくても、アデルに関するSNS投稿は、連日、事欠きません。なぜなら、アルバムに関する多くの情報が未だに公表されておらず、『30』のトラックリストや、フィーチャリングアーティストに関する推測がファンやジャーナリストを中心にSNSやメディアで投稿されているため、SNS上ではアデルの話題が定期的にトレンドへ浮上してくるからです。アデル本人は、「Easy On me」がリリースされる数日前に、自宅から配信したInstagram Liveで新曲の一部を聴かせるなど、ファンとの交流やサプライズを自然な形で楽しんでいる様子です。