クリオ・ミュージックアワード」は、音楽業界で実施された、優れたマーケティングキャンペーンを毎年表彰する業界のアワード。世界各国のアーティストや、レーベルやストリーミングサービスなどが行ったキャンペーンが網羅されており、SNSやオンライン、メタバース、モバイル、動画、フィジカルグッズなど、様々な手法を融合して成功させた、音楽業界のデジタルマーケティングとクリエイティブのトレンドが見えてきます。

今年は年間最優秀レーベルにリパブリック・レコード、年間最優秀パブリッシャーにソニー・ミュージック・パブリッシング、最優秀エージェンシーにはSpotifyのインハウス・クリエイティブ・チームが選出されています。日本からはクリエイティブ・エージェンシーのSIXが米津玄師の『STRAY SHEEP』のマーケティングで『感電』MVキャンペーンや、Amazarashiの大仏にプロジェクションマッピングを施した演出で注目を集めた配信ライブのデザインで受賞しています。日本のレーベルや事務所のマーケティング担当者も、世界で音楽キャンペーンからヒントを見つけることができるかもしれません。