子供や親子向けの音楽チャンネルを運営するMoonbug Entertainmentは、Cocomelon、Little Baby Bum、Blippiなど、世界最大規模のYouTubeチャンネルを展開しているエンタテインメント企業です。
子供向け音楽市場の指標として、Moonbug EntertainmentはYouTubeチャンネル運営やコンテンツ制作がどれほどの規模に成長してきたかを測るバロメーターになります。
先日報告された同社の2020年の収益は、売上高71.1%増の3960万ポンド。日本円に換算すると約61億2000万円となっており、世界的に子供の音楽、エンタテインメント事業が求められていることが伺えます。
その内訳では、2930万ポンド(約45億2660万円)が、「配信およびプラットフォームの収益」、すなわちYouTubeからの収益になっており、映像と音楽のプラットフォームが子供や親子の時間に使われるトレンドはこれからも続くと見られています。
その他には「オリジナルおよびブランド作品」の収益が550万ポンド(約8億4960万円)、「ライセンスおよびマーチャンダイジング」は480万ポンド(約7億4140万円)でした。
一方、「法的コスト」に関連する費用は680万ポンド(約10億円)を計上しており、営業損失は140万ポンド(約2億1600万円)でした。Moonbug Entertainmentは、今年8月にユニバーサルミュージックとグローバルでディストリビューション、出版、ライセンス契約を結んだばかりです。この契約にはMoonbugのレーベル、Moonbug Musicが制作する楽曲が含まれています。