インドの大手音楽レーベルの一つで、映画制作やテレビコンテンツも制作するSaregama。インドでは、新型コロナウィルスの感染の影響が続いていますが、Saregamaの決算を見ると、同国のコンテンツビジネス市場は安定していることが分かってきました。
Saregamaが発表した2021年度第3四半期の決算によれば、売上高は前年比7%増の134.6クロー・ルピー(約19億円)。好調だった理由は、デジタル音楽の消費が成長し続けていることと、配信プラットフォームへの音楽ライセンス・ビジネスが急成長していることが挙げられます。
Saregamaによれば、インド国内では映画の公開が実質行われていないとのこと。その代わり、国内のリスナー向けに多言語対応の楽曲配信を強化してきたといいます。また、今後の映画用に音楽著作権の獲得も進めています。また音楽体験用スマートデバイスCarvaanも購入が回復しているとし、カラオケ用途や、子供向けのデバイスも新たにラインナップに追加されました。