リアルなライブの再開に対する需要が高騰していますが、イベントやチケット販売を宣伝する方法と、プロモーションコストを抑えるという課題を改善するが未だに残ります。
アメリカでこのような問題を解決しようと、ライブのチケット情報をスマートフォンのショートメッセージ (SMS)でファンに伝える、チケット販売通知アプリ「Tixxy」がローンチしました。アメリカのスタートアップが開発した同アプリは、チケット販売サービスやパートナー企業、ライブプロモーターが公開するライブ情報をテキストメッセージで音楽ファンであるアプリ登録者に送ります。ユーザーは受け取ったリンクからチケットサイトに進みます。イベントプロモーターや主催者は、ファンに直接宣伝できるチャネルを活用することで、プロモーション費を削減でき、ファンはイベント情報やチケット購入の機会への簡単なアクセスと、購入までの手間と時間を簡素化できます。Tixxyはローンチ時にはチケット販売大手のAXS、マネジメント会社10th Street Entertainment、VIP用チケット販売専門のSound Rinkと提携します。
Tixxyに近いチケット販売リマインドサービスに、2018年に音楽カンファレンス「Midem」主催のスタートアップ・コンペMidemlabで優勝した「Seated」があります。Seatedは2021年2月にイギリスのライブ音楽イベントのスタートアップ、Sofar Soundsによって買収されました。
スマートフォンの通知という直接的なコミュニケーション方法が、SNSでの投稿の見逃しを減らせる率を高められると想定すると、音楽好きなスマートフォンユーザーに向けた宣伝効果という視点ではSMSやメッセンジャーの活用を検討するイベントプロモーターや会場運営者、事務所は多いのではないでしょうか? Tixxyは告知したいプロモーターや会場運営者からは宣伝費を徴収しないビジネスモデルで運用しています。