チャットプラットフォーム「Discord」は、ローンチ初期から多くのゲーム実況者やゲーム愛好家コミュニティによって活用されてきましたが、最近では、多くのアーティストや音楽コミュニティもDiscordに参入し始めています。
Discordのコミュニティ管理におけるスパム対策となる「AutoMod」機能を導入しました。AutoModは、コミュニティ管理者が事前登録したキーワードをスキャンし、有害なメッセージが投稿される前に自動的に検出してブロックする機能です。これによって、Discordを使うアーティストやコミュニティは、誹謗中傷やネガティブな投稿、荒らし行為を未然に防ぐことができ、コミュニティ管理のストレスを減らせます。
またDiscordは、サーバーへのアクセスを収益化できる「プレミアム・メンバーシップ」機能の提供を拡大します。プレミアム・メンバーシップは、有料のオンラインコミュニティとして機能します。
コミュニティ運営者やクリエイターは、サーバーへのフルアクセスまたは部分的アクセスを、ユーザーに課金できる仕組みです。価格帯は独自に設定が可能で、有料サーバー内でしか参加できないコミュニティやコンテンツの提供など、課金ユーザーに特典や参加資格を提供して収益化することが可能になります。
Discordはプレミアム・メンバーシップを2021年12月からテスト運用していました。
YouTubeやPatreon、Twitchといったプラットフォームは、コンテンツへのアクセスに課金するユーザーサブスクリプションをすでに提供してきましたが、このプレミアム・メンバーシップ機能は、Discord内でアーティストやクリエイターが長期的に独自のコミュニティを持ちながら、稼ぐための機能と捉えることが出来ます。なお、Discordの収益配分率は、クリエイターが売上の90%を得ることが出来ます。