LINE MUSICが、8月で台湾の音楽ストリーミング・サービスを終了することが明らかになりました。同社のサイトでは6月25日に最後の課金が発生、7月31日でサービスへのアクセスが停止すると説明が公開されました。
2019年7月から台湾でサービスを開始したLINE MUSICは、音楽ストリーミングに加えて、着信音ダウンロード、BGM設定、バックグラウンド再生、ライブ・コンサート・コンテンツの「LINE MUSIC LIVE」へのアクセスなどを提供してきました。今後は、音楽ストリーミング以外のコンテンツやライブ体験の提供にシフトします。
LINE MUSICによれば、今回の決定は「サービスの移行」によるもので、詳細の説明はありません。
IPFIの最新レポートでは、台湾の登録者数での音楽ストリーミング大手としてApple Music、KKBox、MyMusic、Spotify、YouTubeの5社があげられており、LINE MUSICがグローバルサービスとローカルサービスとの有料会員獲得の競争で苦戦していたことも予想されます。
IFPIによれば、台湾は2021年に世界28位の売上を達成した一方、売上高は前年比2.2%増の8800万ドルで、他国に比べて微増でした。