Pre-saveやPre-addなどのスマートリンクを活用した、音楽マーケティング・ツールを提供する「Linkfire」は、Apple Musicとのデータ連携の強化を発表しました。
Linkfireは2019年にAppleとデータ・アトリビューションの契約を結んだことによって、Linkfireを活用するレーベル担当者やマネージャーに向けて、リリース・キャンペーンの展開がどれほど再生数が結びついたか、詳細な情報を提供しており、海外のレーベルはアーティストのファンベース獲得をLinkfireのデータを活用して実現させてきました。
今回、Linkfireが強化するのは、Apple Musicと音楽マーケティングを結びつけるレポート機能です。Linkfireを経由して取得するユーザー行動の傾向、日別、週別、月別でのデータ分析などが、今後は詳細に見れるようになります。また、ユーザーが「お気に入りに追加した楽曲」に繋がったクリック数の情報も取得できるようになります。これによって、レーベルやアーティストのマーケティング担当者は、ファンやリスナーが楽曲に対してどんなエンゲージを起こしているか、理解を深めることが可能になります。
さらに、Linkfireをクリックするユーザーが、実際にアーティストの楽曲を聴いたかどうかのデータだけでなく、カタログ曲まで再生したか、を示す情報も提供出来るようになります。新曲だけでなく、カタログ曲も再生するファンに対して、最適なマーケティングの施策を作ったり、デジタル用の予算をカタログにシフトするなど、Apple Musicに最適なファン・マーケティングを作りやすくなります。