フランスのスタートアップ「Yadeck」は、音楽のデジタルコレクションにゲーム要素を加えて進化させたプロジェクトを立ち上げました

Yadeckでは、複数のフランス人ヒップホップアーティストとNFTのコレクションを巻き込んだ、ヒップホップ版オンラインNFTカードゲームを開催します。ユーザーやファンは、アーティスト別のデジタルカードをNFTとして購入し、他のユーザーとカードバトルで対戦したり、自分のデッキを強化して、ポイントを稼ぎます。

Yadeckの音楽NFTカードバトルで勝敗を左右するNFTカードの強さは、各アーティストのリアルな音楽活動の実績に紐付いてます。実績にはアルバムやシングルのセールス、カードに紐づくボーナスポイント、アーティストの組み合わせなど、複数の要素が加算されます

実績のデータの提供は、フランスの公式音楽チャートを運営し、演奏権料徴収団体でもあるフランス全国音楽出版組合 (SNEP)と、フランスのレーベルやプロデューサー向けの著作隣接権徴収団体のSCPPが行い、公式の実績を元にNFTカードの情報を毎週更新していきます。対戦は今後7日間のアーティスト活動を予想する独自のスコアによって競い合います。

このプロジェクトには、ワーナーミュージック・フランス、ADA(ワーナーミュージックのディストリビューター)、エレクトラ・レコード、パーロフォン、Rec 118といった、ワーナーミュージック傘下のレーベルが多数参加していることが特徴です。メジャーレーベルと契約するアーティストがNFTカード化され、プロジェクトのマーケティングが展開されます。

Yadeckは同プロジェクトを、世界初NFT型のフランス・ラップ・リーグと呼んでいます。