現代自動車証券が公表したK-POP市場の最新データによれば、5月だけで購入されたK-POPアルバムの総数は約996万枚に急増し、前年同期比93%増となりました。
SeventeenとTomorrow X Together (TXT)のアルバムがそれぞれ224万枚、163万枚の売上を達成し、5月のアルバム総売上をこの2グループだけで40%を占めました。他にはイム・ヨンウン(114万枚)、NCT DREAM(67万枚)、Le Sserafim(41万枚)と続きました。
レーベル別では、Seventeen(Pledis Entertainment)、TXT(Big Hit)、Le Sserafim(Source Music)と契約するHYBEのアルバム総売上が447万枚で、5月の総売上の48%を占めています。
6月はさらに高いアルバム売上が予想されます。BTSの最新アルバム『Proof』は、発売初日の6月10日に216万枚が購入されました。BTSは1日で200万枚を達成した初めてのK-POPグループとなりました。現代自動車証券によれば、今年1月から5月までのK-POPアルバム販売枚数は2,865万枚となり、前年同期比38.6%の大きな増加を達成しています。
K-POPアルバムの好調な売上は、新型コロナウイルスの影響でコンサートやファン活動に参加できない代わりに、通常よりも多くアルバム購入を行うK-POPファンが増加していると考えられます。
また、アルバム購入のトレンドは、新型コロナの活動制限中にYouTubeやTwitterなどグローバルなSNSで、K-POPのコンテンツと出会い、消費するファンが世界的に増えたトレンドとも繋がっています。
海外で開催するK-POPコンサートの総入場者数は、今年第2四半期に124万人に達すると予想され、これはコロナ流行前の2019年同時期の約75%に値し、韓国外でのコンサート需要の回復が急ピッチで始まっています。5月にはNCT 127やTVXQなどが海外公演を行い、5月だけで海外のK-POPコンサートの動員数は41万人に達しました。