TikTokは、世界各地で、音楽業界に対して、ローカルアーティストの楽曲が、いかにTikTokを経由して、ヒットチャート入りを果たしたか、に関する数値を共有しています。先日、TikTokは、ドイツのヒットチャートに関する分析を発表しました。
TikTokによれば、ドイツの2023年トップ100 シングルチャートを分析した結果、100曲のうち合計27曲、4曲中1曲は、チャート入りする前に、TikTokでバイラル現象を起こしていたことが分かりました。これらの楽曲は、チャートに初登場する前は、平均12日前に、TikTokの音楽チャートである「TikTok Hot50」にチャートインしていたことも分かりました。
TikTokは、ドイツ人ラッパーのLucianoやSki Aggu、Kontra K、ベルリンのアーティストであるNina Chubaなどが、UGC動画の生成や、自身の動画投稿で、音楽を使用するなど、同アプリの恩恵を受けているとして、紹介しています。
さらには、カタログ楽曲のチャートでの成功も、ドイツでも見られます。1984年に発表されたAlphavilleの「Forever Young」は、ドイツのトップ100チャートに返り咲き、52位まで上昇しました。この直前に、TikTok上で、同曲を使った動画のエンゲージメント数が急増しました。TikTokは、上昇の理由について、楽曲リリースの40周年記念や、TikTokのドイツユーザーの多くが、カタログ楽曲を使って動画投稿するケースが増え、Alphavilleもその一つとして楽曲が使用されています。