Appleは、音楽認識アプリ「Shazam」が、2002年のサービス開始以来、1,000億曲の認識を達成したことを発表しました。Shazamは、認識した楽曲の累計が2011年に初めて10億曲を突破。2021年6月には500億曲、サービス開始20周年の2022年には700億曲の認識を達成してきました。それ以降、毎月平均で約26億回以上、楽曲がタグ付けされている計算です。
頻繁のデータを公表しないAppleにおいて、同社はShazamに関するデータは公表してきました。2023年12月には、Shazamの月間アクティブユーザー数が3億人に到達したことを発表しました。
Apple MusicおよびBeats担当バイスプレジデント、オリバー·シュッサー (Oliver Schusser)は次のように述べています「この記念すべき節目は、ユーザーのみなさんがShazamの利用を楽しんでいることだけでなく、新しい音楽を求めていることも示しています。音楽を新たに発見することは、私たちのすべての取り組みの中核にあり、私たちは世界中の音楽を愛する人々が、場所を問わず、音楽が聞こえてくればShazamのボタンをタップできるようにイノベーションを続けていきます」
Shazam利用は、年月を重ねるにつれて、世界的な音楽のトレンドを反映する指標の一つとなってきています。2024年夏に開催されたパリ五輪の閉会式で演奏されたフランス人DJのKavinskyの楽曲「Nightcall」は、Shazam史上、1分間で最もShazamされた楽曲となりました。この結果を受けて、「Nightcall」はShazamグローバルチャートで1位を獲得しました。また、2位と3位には、同じく五輪閉会式で演奏されたPhoenixの「Lisztomania」、3位にはビリー・アイリッシュの「Birds of a Feather」がそれぞれチャートインするなど、社会の音楽トレンドが結びついており、音楽認識に対する意欲が多いことが示されました。