インフルエンサーがやることには、我々の頭を抱えさせるようなことも多いが、時にはインフルエンサーも、彼らの主な溜まり場であるプラットフォームで何か面白いアイデアを思いつくことがある。米老舗雑誌The Atlanticはウェブサイトで、インスタグラムの「親しい友達」機能を予想外な目的のために使用するインフルエンサーの数が増えていることを報じている。
インスタグラムの「親しい友達」機能は、親友のリストを作成し、特定のストーリー投稿を彼らとのみ共有する方法だ。しかし、一部のインフルエンサーは、これらのリストを、親しい友人ではなく、有料顧客のリストとして使用しているという。お気に入りのインフルエンサーの独占的なコンテンツにアクセスする代わりに、(主にPatreonというサービスを通じて)お金を払うことを選んだファンを、これらのリストに登録し、独占コンテンツを共有するというものだ。
引用例の一つとして挙げられているGabi Abraoは、400人程度の「親しい友達」がおり、リストに入っているユーザーは、Patreonを通じて毎月3.33ドルを支払っているという。Gabi Abraoのインスタグラムのフォロワーは94,000人強おり、「親しい友達」に登録されているユーザーは全体の0.44%程度しかないが、毎月入ってくるファンからの資金は1,300ドル以上にもなる。
「本当の親しい友達ではなく、限定コンテンツを提供する場になっている。インフルエンサーが、インスタグラムの機能を自分たちのビジネスモデルに適合するものに変える方法を見つけたということです」とインフルエンサー・エージェンシーであるSway GroupのCEOのダニエル・ウィリー氏は説明している。