アーティストや音楽クリエイターの利用拡大が続く、ライブ配信プラットフォームのTwitchは、アーティストやレーベルからの利用を広げるため、音楽のライブ配信で成功するノウハウを学習できるインキュベーションプログラム「The Collective」をローンチしました。
The Collectiveでは、新人から中堅まで、インディペンデントで活動するあらゆるレベルのアーティストの成長を目指しています。Amazon Musicを始めとするパートナー企業がノウハウの共有に加えて、収益化や戦略構築、教育、アーティストプロモーションの機会を提供していきます。
プログラムに参加するアーティストには、動画配信で成功するための知識が共有され、Twitchからの収益化やファンコミュニティ形成するためのワークショップやサポートが用意されています。またプログラム卒業後も、Twitchからプロモーションやライブ配信、マーケティングなどの機会提供やサポートが得られます。
パートナー企業及びメンターとして参加する企業第一弾には、Amazon Music、Discord、DistroKid、Rolling Stone、TuneCore、UnitedMastersが参加しています。
プログラムへの参加は誰でも応募が可能(Twitchアカウントが必要)。またDistroKid、UnitedMasters、TuneCoreがそれぞれのプラットフォームから招待したインディペンデントアーティストも同プログラムに参加します。
Rolling Stoneは、Twitchで配信する番組への出演枠をアーティストに提供します。
Discordはアーティストやマネージャーがファンコミュニティを構築し、ファン層を拡大するためのティップスを提供していきます。
Twitchは今年9月、ワーナーミュージックとライセンス契約で合意したのをはじめ、音楽配信からの収益化を強化しています。また、米国音楽出版協会とは、作曲家や音楽出版社、権利保有者が著作権保護目的でTwitch上での違法や非合法的な楽曲利用に対して通知できるなど、正当な音楽の配信と利用に向けたパートナーシップで合意したことも発表されたばかりでした。