ソニーミュージックは、世界の音楽市場で急成長するインドでサブレーベル「Day One」を立ち上げ、南アジア地域での次世代ポップアーティストの発掘を強化しています。
Day Oneはローンチに併せ契約第一弾を発表し、シンガーソングライターのTanmaya Bhatnagar、プロデューサーのPina Colada Blues、ボーカリスト兼作詞家のKasyapが同レーベルと契約したことを明らかにしています。
ソニーミュージックはDay One事業で、近年爆発的な勢いで台頭するインドのインディー音楽シーンに進出する狙いがあります。Day Oneではインドの伝統的なジャンルに拘らず、多様性あるインディペンデントアーティストを支援し、言語やジャンルにオープンなオーディエンスと繋げるビジョンを掲げています。
ソニーミュージック・インドのマネージングディレクター、Rajat KakarはDay Oneのコンセプトを次のように説明しています「現代のオーディエンスは音楽に対してオープンなマインドを持っており、新しいスタイルの音楽に貪欲です。このような傾向は、アーティストが聴かれるようになるまでの時間を短縮します。インターネットが普及した現代でも、アーティストはリスナーには簡単に見つけてもらえません。Day Oneは、多様な音楽性と言語を持つ南アジアのアーティストを支援することで、最適なオーディエンスとアーティストを繋ぎます」
インドでは、ライセンス契約の障害を嫌い、メジャーレーベルとの契約を避けるアーティストが多いのが市場の特性です。メジャーレーベルは大物アーティスト獲得に対して巨額のアドバンスの支払いを提案していますが、多くのアーティストはインディーレーベルとの契約またはディストリビューターとの契約で楽曲や動画コンテンツを配信しています。