アップルが、ブランド・エンゲージメント企業であるPlayNetworkとのパートナーシップとして、Apple MusicのB2B版である「Apple Music for Business」を公式にローンチした。
Apple Music for Businessは、ライセンスされた音楽を流したい小売業者やレストラン、その他事業者向けのサービスだ。このサービスでは、PlayNetworkの音楽スーパーバイザーが、Apple Musicの既存のキュレーション・プレイリストから、事業のアイデンティティや国、地域にマッチする楽曲を選択するという。
音楽は独自のiOSアプリおよびハードウェアのCurioPlayer Z8を通じて配信され、全てがビジネス利用のために完全にライセンスされているとのこと。また、クライアントは、「会場における、あなたの顧客の音楽体験を拡張し、プレイリストを聴いたり、素晴らしい音楽を発見したりしながら」、顧客が会場を離れる時には、「それを一緒に持って帰ることができる」という。最初のクライアントとしては、ハロッズとリーバイスが報道されている。
Apple Music for Businessは、2014年にスウェーデンでローンチされ、2016年にアメリカに拡大し、3,900万ドルの資金調達を完了させた「Soundtrack Your Brand」と直接の競合となる。