2019年の米国の音楽ストリーミング市場における、オンデマンド音楽および動画のストリーミング年間再生数が1兆を超え、新たに記録を更新した。そして、2019年にはまだ一ヶ月程残っている。

この数字は、市場を追跡しているニールセンの統計に基づいて、ビルボードが報道したものだ。11月21日までのストリーミング再生数1兆20億回は、2018年の同日までの記録である7,652億回から、前年同期比30.9%増の成長となっている。

「この爆発的な成長は、今日の若く、音楽への繋がりがより強い音楽ファンによって牽引されており、10代およびミレニアル世代の90%は音楽をストリーミングしています。新しいテクノロジーへのアクセシビリティ、手頃な価格の有料ストリーミング・プラン、および、接続可能なデバイスの増加は、次なる兆規模のオンデマンド・ストリーミング再生の促進に貢献するでしょう。」とニールセン・ミュージックの分析担当責任者であるデイヴィッド・バクラ氏は述べた。

米国レコード協会によると、アメリカの録音原盤音楽取引売上は、2019年上半期、前年同期比16%増となっている。したがって、上半期の数字が通年で反映された場合、消費の伸びは、業界収益の伸びのほぼ2倍ということになる。