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アーティストに対して、音楽ストリーミングやSNS、DSPの仕組みを教えたり、ファンエンゲージメントの方法を共有する役割は、今後どれほど重要視されるでしょうか? 一歩踏み込んだ取り組みを始めたのは、DIYアーティスト向けの音楽ディストリビューターのCD Babyです。同社はアーティストを対象にした「メンターシップ」を軸に活動する、アーティスト・エンゲージメント&エデュケーション・チームを新設しました。責任者には、CD Babyでアーティストやマネージャー向けにポッドキャスト番組「DIY Musician Podcast」や、ブログなどのコンテンツ制作を担当してきたKevin Breunerがエンゲージメント&エデュケーション担当副社長に就任しました。「全く無名でオーディエンスの無いアーティストと契約するため、レーベルのA&Rがライブ会場に現れる時代は終わりました。私たちは、アーティストは自らブレイクスルーするために支援されていると感じられるようなガイド役としての機能を提供したいのです」

新チームでは特に若手アーティストや、成長段階にあるエマージング・アーティストにフォーカスした活動を展開していきます。CD Babyでは近年、同プラットフォームを通じて配信し、オーディエンスを増やしている若手アーティストが増えているからです。

「私たちはこれまで、ブログ記事やポッドキャスト、アーティストが参加するカンファレンス、コミュニティでの活動に投資し、ネットワークを作ってきました。私たちは実用的なノウハウで、アーティストの活動を支援し、成功を達成するために音楽活動を鼓舞したいと考えています」とBreunerは述べています。