Instagramは、アルゴリズムの変更を発表しました。同アプリは、レコメンデーションに影響するランク付けで、4つの変更を実施しました。
最新のアップデートは、オリジナルな投稿を行うコンテンツクリエイターや、小規模なクリエイターにとって有益な変更です。
一方、すでに投稿されたコンテンツをリポストするアカウントや、頻繁にリポストを繰り返すコンテンツアグリゲーターの投稿は、レコメンデーションのアルゴリズムでは順位が下がります。
他のアカウントが投稿した動画や静止画をダウンロード、スクリーンショットして再投稿する行為に対する対処、と想定されます。
4つの変更は以下の通りです。
- 小規模なオリジナル・コンテンツクリエイターにより多くの露出
- レコメンデーションでは、リポスト投稿をオリジナル・コンテンツに置き換え
- リポスト投稿にはオリジナル・クリエイターへリンクするラベルを追加
- コンテンツ・アグリゲーターをレコメンデーションから排除
この変更では、例えば、同じ内容のコンテンツが投稿された場合(リポストされた場合)、オリジナルなコンテンツがレコメンドされ、再投稿されたコンテンツが置き換えられます。
この置き換えは、「発見」タブ、Instagramリール、インフィードなど、で適応されます。置き換えが発生した場合、元の動画作成者に通知が届き、リポストを行ったアカウントのフォロワーには、元の投稿者のアカウントを示すラベルが表示されます。
投稿がレコメンデーションされにくくなるのは、投稿済みのコンテンツを頻繁にリポストするアカウントや、過去30日で10投稿以上、リポストを行ったと判断されたアカウントは、アルゴリズムでのランクが下がります。
ミーム、パロディ動画、新しいナレーション、リアクションを表現したリミックスなどの場合は、置き換えられません。
Insagramは、「歴史的に、私たちのコンテンツのランク付けは、大きなフォロワー数を持つクリエイターや、リポストを行うコンテンツ・アグリゲーターが、小規模ながらオリジナルなコンテンツ・クリエイターよりも、レコメンデーションでより多くのリーチを獲得してきました」と、フォロワー数の多いアカウントにとって有利な現状が今回の変更の背景にあることを説明しました。
今回の変更は、フォロワー数の多いアカウントよりも、小規模なフォロワー数に向けて活動的なコンテンツ・クリエイターにとって、チャンスが広がります。
これはまた、Instagramにおいて、誰もがフォロワー数に関係なく「バイラル」するチャンスが公平に増えた、と捉えることもできるかもしれません。