今年4月、TikTokは、オーストラリアとカナダで、「Instagram対抗」を狙った新しい写真SNSアプリ「TikTok Notes」のテスト提供を始めました。そして、6月に入り、再びInstagramを意識した新アプリ「Whee」をローンチしました。TikTok Notesと異なり、新アプリは、現在、世界71カ国で利用可能です。Wheeは、Instagramと同じく、友人と撮影した写真を共有する機能や、投稿された写真閲覧用のフィード、加工用のフィルター、メッセージ機能を搭載しています。TikTokは、Wheeアプリを最も親しい友人と写真を共有できるアプリと位置付けています。
同アプリは、6月半ばにリリースされましたが、TikTokは積極的なマーケティングを展開しておらず、アプリストアでの検索広告や、プロモーション展開も行われませんでした。
TikTokを運営するByteDanceは、TikTok NotesやWheeとは別に、Instagramと対抗するライフスタイルSNS「Lemon8」を運営しています。日本や東南アジアでリリースされてきた同アプリは、2023年に米国でもリリースされ、瞬く間にアプリストアのランキングでトップ10入を果たしています。
TikTok、Instagramに対抗するSNSアプリ「TikTok Notes」ローンチ準備