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日本ではなかなか浸透していない音楽の権利管理のビジネスで、アメリカでまた一つ、新しい企業が誕生しました。「AYO Music Group」は、音楽出版、著作隣接権、原盤のグローバル管理を提供するアクティブな著作権管理企業として設立されました。

同社は、著作権を整理、保護しつつ、あらゆるライセンスの機会を活用して、権利者に収益を最大化する方法を共有していくことを目的としており、権利者が保有するカタログ楽曲の収益化を支援することに特化した専門的な新会社です。

AYOは今年初めから招待制でサービスを開始して以来、管理する楽曲カタログは既に合計10億再生を超えており、複数の楽曲が1億再生を超えたと述べます。同社はすでに複数のアーティストや遺産管理団体などのクライアントの権利管理を行っています。

AYOは、世界的なゲーム「Grand Theft Auto」シリーズや「Red Dead Redemption」から、音楽業界では複雑な許諾で有名だったデ・ラ・ソウルのデジタル配信など、数々の権利許諾で成功してきた世界有数の著作権クリアランスの専門家、デボラ・マニス=ガードナー (Deborah Mannis-Gardner)と、サンプル・ライセンス企業Tracklibの共同創業者でCEOのペール・アルムクヴィスト (Pär Almqvist)の、著作権管理に精通した二人が共同で設立しました。

AYOでは、権利者に対して、権利に関する教育の提供をサービスの最前線に置いています。また、権利者が全ての条件を理解するまで契約を締結しないことを方針としています。