音楽業界では普段からグローバルディストリビューターの動きに注目が集まりがちですが、近年は、ローカル市場でアーティスト支援を行うディストリビューターから世界的なヒット楽曲が生まれる機会が着実に増えています。ブラジル・サンパウロを拠点にするディストリビューター「Strm」(ストリーム)が発表した最新の取り組みによれば、同社が配信するラテンアメリカ出身アーティストが、グローバルDSPのチャートにランクインし始め、地元アーティストの海外からのリスナー獲得に寄与しています。

Strmと契約するGreloは、世界の再生数が累計6億回以上を突破。これまで5曲がSpotifyチャートにランクインし、グローバル・バイラルチャートでも1位を獲得しました。Traia Veiaは累計3億5000万回以上の再生数を獲得し、Spotifyブラジルのチャートで1位を獲得。Biguinhoも1億回以上の再生数を獲得しつつ、主要なプレイリストに追加されています。さらに、Strmは、サービスの海外展開を進めており、米国市場へ進出を強化しています。すでに3,000組以上の米国拠点のアーティストと契約を結び、ストリーミングでの成功を追い風に、米国への進出に積極的です。

Strmでは、800万組以上のアーティスト、1億5000万以上の楽曲を世界のDSPやSNSに配信しています。また「アーティスト・フレンドリーなAI」の活用を事業展開で打ち出し、データとAIを用いたアーティストのキャリア支援ツールの提供も行っています。