調査会社のGartnerが、スマートフォンの売上に関する最新統計を発表した。発表によると、2018年最終四半期におけるスマートフォンの売上は「失速」しているという。

ちなみに、この統計は、売上(ユーザーに販売された台数)であり、小売業社への出荷数ではない。Gartner社によると、2018年最終四半期に販売されたスマートフォンの台数は前年同期比0.1%増の4億840万台だったという。

Gartner社上級調査責任者のAnshul Gupta氏は、「初心者用と中価格帯のスマートフォンの需要は強く残っていますが、ハイエンドのスマートフォンに対する需要は2018年最終四半期も減速を続けました。技術革新スピードの減少と、価格高騰によって、ハイエンドのスマートフォンに切り替える人が減ったのです」と語っている。

同社はさらに、2018年における全体の市場シェアに関する統計も発表している。1位はサムスンの19%(販売台数2億9,500万台)、2位がアップル iPhone製品の13.4%(販売台数2億900万台)となった。3位の中国企業Huaweiも急速に成長しており、2018年の販売台数は2億290万台となった。今年、Appleの市場シェアを抜く可能性も十分考えられるだろう。