音楽ストリーミングにおいて空間オーディオの再生は、これまで主にヘッドホンやイヤホン、自宅のサラウンドサウンド式のホームエンタテインメントシステムなどの環境で普及してきました。しかし、この技術の活用は、自動車の車載エンタテインメントとも相性が良いと言われています。ドルビー、Amazon Music、ゼネラルモーターズ (GM)と3社は、車利用者向け空間オーディオ再生のパートナーシップを発表しました。この提携によって、GMが展開する高級車ブランド「キャデラック」の電気自動車 (BEV) 2026年モデル全社で「ドルビーアトモス」再生がサポートされることになります。2025年モデルも一部はソフトウェア・アップデートを通じて対応予定です。

GMは第一弾として、キャデラックEVモデルのインフォテインメントシステムにAmazon Musicを統合します。車利用者は、社内でドルビーアトモス形式の音楽再生やポッドキャスト視聴を楽しめるようになります。

ドルビーの発表によれば、車内で過ごす時間は増加しており、ドルビーアトモスの導入は、高音質かつ臨場感あふれるオーディオ体験を求める消費者のニーズに沿ったものと述べています。ドルビーが行った調査によると、音楽ストリーミングサービスの利用者の約90%が音質向上を必須機能と回答しました。2024年にBillboardトップアーティスト100組の93%がドルビーアトモスで楽曲をリリースしており、これらからは、ドルビーアトモスが再生できる環境や時間が増えていることを意味しています。