韓国K-POP企業大手のHYBEが展開するスーパーファン向けプラットフォーム「Weverse」に、新たなファン交流の仕組みとして、「リスニングパーティー」(Listening Party)機能が導入されました。この新機能では、アーティストやファン、レーベルがリスニングパーティーを主催でき、ユーザーが一緒に音楽を楽しみながらコミュニケーションできる機能です。

Weverseでは、2種類のリスニングパーティーを展開します。アーティストや公式アカウントが主催する「公式パーティー」(Official Party)と、Weverseユーザーが主催する「ファンパーティー」(Fan Party)があります。リスニングパーティーには全てのWeverse会員が参加できます。ユーザーがファンパーティーを主催するには、Weverseの月額サブスクリプション・プラン「Digital Membership」の有料会員になる必要があります。

リスニングパーティーで再生される楽曲は、ストリーミングサービスとの連携によって提供されます。サービス・ローンチ時点で選択できるサービスはSpotifyとなっています。今後、さらに対応するストリーミングサービスを拡充させる予定です。

HYBEは、新機能が新曲のプロモーション手段として機能することや、ファンとアーティスト、ファン同士の新たな交流の方法を提供することに期待しています。ローンチ以降、BTSのJinやJ-Hope、LE SSERAFIM、ONF、PLAVEなど、K-POPアーティスト12組が、4月15日まで毎週リスニングパーティーを開催する予定です。

リスニングパーティーは近年、音楽マーケティング戦略において高い注目を集めている分野です。最近ではStationheadやHangout、Splash、Mellomatic、Renaissance、Discordなどプラットフォームがスーパーファンたちによって利用されています。さらには、大手DSPも同様のリスニングイベント機能の展開を進めており、世界中で多くのアーティストが、リリース・マーケティングにおけるコアファン向けな取り組みに、これらのサービスを活用しています。Weverseの新機能は、こうした単体機能アプリとの差別化戦略の一環と捉えられます。Weverseの多機能性を活かしつつ、スーパーファンが利用できる機能を充実させることで、アーティストのファンエンゲージメント戦略に活用するプラットフォームとしての重要性を高めていくと見られます。