先日、Instagramは、Instagramリールを現在のアプリから分離させ、独立したアプリとしてのリリースが検討されていることが報じられました。情報によれば、米国の新規ユーザーと既存ユーザー向けに、レコメンデーション・アルゴリズムが改善され、さらに3分程のショート動画コンテンツの表示を強化する案などがあるとのことです。独立アプリが投入されれば、TikTokとの競争がさらに激化する可能性が高まってきました。

こうした中、Instagramは、エンゲージメントを向上させ、アルゴリズムを理解しようとする人にとって有益な情報を公開しました。同社の最高責任者(CEO)であるアダム・モッセーリ(Adam Mosseri)は、自身が投稿したリールで、「長尺のリール動画は視聴完了率が低くなりやすいため、アルゴリズムで不利に扱われるのか?」というユーザーからの質問に対する回答を投稿しました。モッセーリによれば、「私たちは、視聴された動画の割合だけでなく、実際の視聴時間 (秒数)も考慮しています。例えば、1分間の動画の10秒を視聴するのも、10秒の動画を10秒間視聴するのも、視聴時間では同じ10秒とカウントされます。長尺動画だからペナルティを受けることはありません」と回答しました。

別のリール投稿では、「投稿前に、下書き保存した投稿はリーチが下がる噂は本当ですか?」という質問に対して、「それは間違いです。私もいつも下書き保存しています。ランキングのアルゴリズムは下書き保存かそうでないかは気にしません。リーチに影響はありません」と回答しています。

2月には、Instagramは、リールのランキングやレコメンデーションなどのアルゴリズムを改良したことを同社のブログで発表しました。リール動画がオススメされるために、アルゴリズムは視聴時間、リテンション、シェア数、いいね数、コメント数など、複数のエンゲージメントのシグナルを利用し、関連性の高いユーザーに適切な動画を表示しています。今回のアップデートでは、フォロワーの少ないクリエイター、特に投稿を始めたばかりのクリエイターがリール動画を積極的に活用することで、より多くのユーザーにリーチする仕組みが改善されました。

Instagramは、リール動画がフォロワー以外の人にリーチするための方法を紹介しています。
・コンスタントな投稿を続ける
・フォロワー以外にも分かりやすいコンテンツを作る (フック、再生率を確認)
・音声を加える
・トライアルリール動画を活用し、実験的な投稿で、フォロワー以外に何が受けているかテストする

Instagramに投稿される人気コンテンツでは、リール動画が増加しています。2024年第4四半期には、グローバルの動画視聴時間が前年比で2桁%増加しました。リール動画を友人同士で共有する頻度も拡大しており、InstagramとFacebookでは1日に45億回以上も共有されています。リール動画を継続的に活用するクリエイターたちは、投稿のたびにユーザーへのリーチが増え、成長が加速しています。