台湾のストリーミング・サービスであるKKBOXが2019年末にマイクロソフトとのパートナーシップを発表した。

KKBOXは、サービスをマイクロソフトのクラウド・プラットフォームであるAzureに移行するという。さらに、プレスリリースでは、KKBOXとマイクロソフトのコラボレーションに関する別の側面も発表されている。「KKBOXはマイクロソフトのAI技術を利用して、AIによる音楽アレンジメント・システムおよび歌詞生成を構築します」とKKBOXは発表している。

「さらに、グループはデータとAIを使用して、楽曲の商業的成功を推定する予測モデルを作成予定です。KKBOXとマイクロソフトは、デジタル・エンタテインメント業界が変革に直面しており、コンテンツをユーザーのために、より早く、よりスムーズにするために、そしてデータ駆動型のアプローチを取ることによって、パーソナライズしたサービスを作るために、テクノロジーを活用していかなければならないと考えています。」

AI音楽生成を模索するストリーミング・サービスは今回が初ではない。AI音楽研究の第一人者であるフランソワ・パシェ氏が率いる、Spotifyのクリエイター・テクノロジー研究所は、Skyggeの最新EP『American Folk Songs』に使用するためのツールを作成している。一年前には、テンセント・ミュージックもAI音楽スタートアップ企業のAmper Musicと契約を結び、ユーザーがAmper Musicのテクノロジーを利用できるようにしていた。