英シンガーソングライターのL Devineは、新型コロナウイルス感染拡大により、計画していたツアーがキャンセルされ、代わりに、オンラインのみの「URL Tour」を実施した。今年実施された中で、これまでのところ最も独創的なアプローチと言えるだろう。
町や都市の代わりに、「URL Tour」はプラットフォームをまわることを前提に構成されていた。3月16日にはインスタグラム・ライブ、3月20日にはツイッター、3月23日にはフェイスブック・ライブ、3月26日にはTikTok、3月30日にはYouTube Liveといった具合だ。
ビルボードの事後分析によると、「URL Tour」には、プラットフォームごとに、その特徴に合わせた、様々なセットとテーマが用意されていたという。
「ツアーの発表は数多くのマスコミによって報道され、L Devineはグッズを完売させた(その後、在庫は再ストックされている)。また、デジタルにおけるライブはオンラインでもオフラインでも、これまでで最大のオーディエンス数に到達したため、Devineのフォロワー数は全面的に増加した。」とビルボードは報道している。