• 投稿カテゴリー:音楽業界

インディペンデント・レーベルやディストリビューターのデジタルライツ・ビジネスの収益拡大を支援する、ライツエージェンシーのMerlinは、Metaとの契約を更新しました。条件には、Facebook、Instagram、Messengerにおいて、引き続きインディーズ音楽の発見とエンゲージメント機会の拡大が含まれます。Merlinは、Metaとの多地域ライセンス契約を2018年に合意していました。

今回の契約更新では、Merlinとメンバー企業とそのアーティストは、Instagramリール機能を通じて、InstagramやFacebookでより大きなエンゲージメントを継続させます。加えて、Merlinメンバーに対して、Metaのアプリユーザーが、アーティストを発見し、新譜のプロモーションにつながる新しいツールや機能へアクセスを実現させていきます。昨今は特に、ショート動画プラットフォームを活用した、音楽の発見が重要なプロモーションと収益化の機会拡大に繋がるため、Instagramリールのような機能において、さらなる楽曲利用が期待されます。MetaとMerlinは、プラットフォーム上でインディーズ音楽の価値を高める新しい方法や、Metaのグローバル・プラットフォーム全体でファンダムとの出会いを促進する方法を模索していきます。

米国の音楽業界内では、強力な音楽マーケティングツールでもあるTikTokが、今後使えなくなる可能性があるため、多くのレーベルやマーケティングチームは、リールやYouTubeショート、Snapchatなどを通じて、オーディエンスにリーチする方法に注力し始めています。

Merlinは、参加するメンバーレーベルやディストリビューターなど、インディペンデント音楽コミュニティに代わり、Apple、Canva、Spotify、TikTok、YouTubeをはじめとする世界40以上のプラットフォームと「プレミアム契約」を交渉してきました。