Spotifyやテンセント・ミュージック、Pandoraなどは、四半期ごとに加入者数を発表しているが、その他の音楽ストリーミング・サービスは、統計を公開する時期を選ぶことができる(そもそも公開する場合は、だが)。調査会社のMidia Researchがそのギャップを埋めるべく、世界の主要なストリーミング・サービスに関する最新の予測を発表した。

「2019年6月末時点で、音楽サブスクリプション登録者は世界的に3億490万人いました。2018年末の登録者数から3,400万人の増加であり、2018年6月から2019年の6月までに、6,900万人増加したことになります。これは、一年前の増加率と全く同じとなっています」とMidiaは発表している。Spotifyは6月末時点で、1億810万人の有料会員数で、市場シェアの36%を占めている。

その他のストリーミング・サービスについてはどうだろうか?Midia Researchによると、Spotifyの後ろに付いているのはApple Music(有料登録者数5,470万人、市場シェア18%)で、その次がテンセント(3,100万人、10%)、グーグルおよびYouTube Music(1,620万人、5%)、Deezer(850万人、3%)、Pandora(710万人、2%)、韓国のMelon(530万人、2%)、その他(3,450万人、11%)という割合となっているという。

Spotifyの市場シェアは安定しており、アップル、アマゾン、グーグルおよびYouTubeは成長傾向、それよりも小規模なサービスやローカル・サービスは、実際の加入者数は増えたものの、市場シェアの観点からは後退したとのこと。