Spotifyは、カナダで新たな値上げを実施します。新しい料金は、個人プランが15%増の10.99カナダドルから12.69カナダドルへ。ファミリープランは24%増の16.99カナダドルから20.99カナダドルへ引き上げられます。
学生プラン及びDuoプランも対象で、それぞれ5%増の5.99カナダドルから6.39、19%増の14.99カナダドルから17.89カナダドルに変わります。日本円に換算すると、個人プランは約1,380円、ファミリープランは約2,280円に上がります。前回、カナダで値上げが実施されたのは、2023年7月で、1年3カ月で、新たな値上げに踏み切りました。
この値上げは、カナダで導入されるストリーミング税が影響しています。今年6月、カナダの通信規制当局である「カナダ・ラジオテレビ通信委員会」(CRTC)は、今秋より、「オンライン・ストリーミング法」の一環として、カナダ国内でサービス提供する非カナダのストリーミングサービスに対して、カナダでの収益の5%に課税することを発表しました。税収は、カナダの音楽クリエイターや放送局を支援する団体の基金に分配される予定です。課税対象となる企業は、カナダ国内での年間売上が2500万カナダドルを超えるストリーミング企業です。Spotify、アマゾン、アップルの3社は、7月、ストリーミング課税案に対して、法的異議を申し立て、規制の司法審査を要求しています。