2019末、フランスのメディア会社、ヴィヴェンディは、子会社であるユニバーサル・ミュージック・グループの株式10%を、テンセント主導のコンソーシアムに売却するための取引に関して最終決定を行う可能性があると報道されていた。
事実、2019年の大晦日に合意が結ばれ、テンセントはユニバーサル・ミュージック・グループを300億ユーロ(約3兆6,200億円)と評価する取引において、「特定のグローバル金融投資家」(および別組織となっているテンセント・ミュージック・エンタテインメント)と提携したという。以前報道されたように、コンソーシアムには、2021年1月15日まで、同じ条件でさらに10%の株式を取得する選択肢もある。
また、ヴィヴェンディは、テンセント・ミュージックが、ユニバーサル・ミューッジック・グループの中華圏における子会社の株式を少数取得する予定であることも発表している。ヴィヴェンディは取引を規制当局に提出し(すでにインディーズ団体のIMPALAは抗議の意を示している)、上手くいけば6月末までに取引を完了する予定だ。
さらにヴィヴェンディは、「少なくとも同一以上の価格で、追加の株式を少数売却する可能性に関して、交渉が始まっている」ことを明らかにしている。こちらの潜在的な第二の投資家の身元はまだ公表されていない。