オーストラリア・メルボルンに拠点を置く、音楽B2Bソリューション企業のTuned Globalは、大規模なカタログ楽曲や、プレイリスト生成機能を必要とするDSPや企業に対して、技術提供するテクノロジー企業として音楽業界内で知られています。先日、Tuned Globalは、「ソーシャル・ラジオ」機能を発表しました。この機能では、Tuned Globalが契約する企業向けに独自のソフトウェア開発キット (SDK)が提供され、パーソナライズされた音楽ストリーミングアプリやラジオアプリにソーシャル機能の導入を可能にします。
Tuned Globalの機能を活用することで、「コミュニティ型リスニング体験」の生成が実現します。アプリ内で楽曲やプレイリストなどをリアルタイム配信するリスニングイベントで、参加するリスナーたちはコメントや絵文字などの投稿が可能になり、参加者同士での交流が実現します。アーティストやクリエイターなどの配信者は、リアルタイム配信中に音声コメントや効果音を追加することが可能になります。リスニングイベントを配信して、ファンと交流したいアーティストや企業にとって、参加者のエンゲージメントをさらに向上させる方法が増やせます。
Tuned Globalのソーシャルラジオ機能は、同社が2023年に買収したAI DJミックス・アプリのPacemakerから取得したAutomixIQ技術が活用されており、これによってスムーズな楽曲ミックスや音声コメント、効果音の投稿が実現しました。
Tuned Globalによると、ソーシャルラジオ機能を統合することで、受動的なファンを、積極的にエンゲージするコミュニティメンバーへ転換させる可能性を高めると言います。より多くの音楽を再生し、繰り返し再生し、新たな音楽を聴きたい、意欲の高いファン化に繋げられると述べています。