• 投稿カテゴリー:音楽業界

ユニバーサル ミュージック グループ (UMG)は、インディーレーベル向けにディストリビューションやアーティストサービスを提供している [PIAS] グループの買収を完了しました。今回の買収で、ユニバーサル ミュージックは、[PIAS]からレーベルサービスの[Integral]と、[PIAS]レーベルグループの事業を取得します。

買収後、[Integral]のチームは、Virgin Music Groupに統合されます。[Integral]は、世界中のインディーレーベル100社以上に対して、デジタルとフィジカルのディストリビューション、マーケティング、権利管理など、様々なサービスで、独立した音楽活動を支援してきました。一方、[PIAS]レーベルグループは、買収後も独立した組織として運営を継続します。

[PIAS]は、ロンドンとベルギーのブリュッセルに本社を置き、世界16箇所に拠点を構えて、グローバル規模のサービスを展開しています。レーベルグループ事業では、同社が運営するインディーレーベルのPlay It Again Sam、harmonia mundi、Demain、Spinefarm、Sourceなどに加えて、ATO、Heavenly、Mute、Transgressiveなどのインディーズとパートナー契約を結んでいます。

ユニバーサル ミュージックは、2022年11月、[PIAS]の株式49%を、共同創業者のケニー・ゲイツ (Kenny Gates)とミシェル・ランボー (Michel Lambot)から取得しました。今回、残りの51%を取得したことで、買収が成立しました。[PIAS]のCEOを務めるゲイツは、引き続き同職に留まります。