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ワーナーミュージック・チャイナは、中国人アーティスト、プロデューサー、韓国のK-POPグループEXOのメンバーであるレイ(Lay Zhang)と、ディストリビューション契約を結びました

中国で最も人気あるスターの一人であるレイは、ワーナーミュージックとの契約において次のアルバムをリリースします。

今回の契約は、通常のメジャーアーティスト契約とは異なります。

EXOは韓国SM Entertainmentとの契約ですが、レイはソロ活動において、特定のレコード会社と長期契約を結ばず、自主レーベルのZhang Yixing Studioから配信するなど、インディペンデントなアーティスト活動を続けています。

今年4月には、キャピトル・レコード・チャイナと契約して、ポケモンとコラボレーションしたプロジェクトでシングル「Pokemon Party」をリリースしています。また、2020年に自身のマネジメント会社Chromosome Entertainmentを立ち上げ、新人育成を行うなど、起業家としても独自路線で活動します。

ワーナーミュージックは、中国でのアーティスト契約と世界配信に注力してきました。

今年6月には、ワーナーミュージック・アジアが中国人アーティストG.E.M.と契約し、Mandopopアーティストとして初めて、スペイン語のアルバム「Revelacion」を世界配信しました。

また、8月にはワーナーミュージック・チャイナが台湾の女性アーティストである蕭亜軒(Elva Hsiao)と契約し、WMGの海外ネットワークを活用して世界展開をすることを発表しています。

スターアーティストと契約している大手レコード会社でも、これまでのようなアーティスト契約を結ぶよりも、今回のレイのように、パートナーシップやディストリビューション目的で契約するケースが増えてきました。