
YouTubeの音楽部門グローバル責任者のリオ・コーエン (Lyor Cohen)は、最新のインタビューで、YouTubeが世界の音楽業界に最大の収益源を提供する存在になるという目標に自信を示しました。現在、音楽業界に対する最大の収益源はSpotifyで、2024年には業界に100億ドル (約1兆4800億円)を支払っています。コーエンは、YouTubeがいずれSpotifyを追い抜くことに強気の姿勢を崩していません。
コーエンは、Music Business Worldwide(MBW)のインタビューで「私たちは長期的な視点を持っています。ファンが本当に求めている製品を作ることに真剣に取り組んでいます。ファンが存在する場所は、音楽業界やアーティストが集まる場所となります。私たちは『最高のパートナー』になるだけではなく、『最大の収益源』を提供する存在になるまで、決して立ち止まりません」と述べました。YouTubeがいつSpotifyを追い抜くか、問われたコーエンは「正確には予測出来ません。過去には2025年といいましたが、その通りにはならないでしょう。私たちは現在、国や統計上では1位または2位にいます。しかし、私たちの目標は世界で1位になることです。そのために努力し続けます」と答えました。
コーエンは先日、YouTube Musicを含む有料サービスの登録者数が全世界で1億2500万人を突破したことを発表して、大きな節目を祝いました。この達成に対して、コーエンは「大変うれしく思います。この節目達成に貢献した1000人以上の社員だけでなく、音楽業界全体にとって素晴らしいことです。これまで何度も繰り返してきたので聞き飽きている人もいるかも知れませんが、私はこれまで『2つの収益エンジンによる成長』を語ってきましたが、それが現実のものとなっています。このエンジンが大きくなれば、業界にとってさらにプラスに働きます。アーティストやソングライターにより多くの収益が還元されます。アーティスト育成やA&R契約がさらに活性化できます。また、私たちの音楽アプリを使う消費者やファンにとっても素晴らしいことです。音楽ストリーミング製品の中で、私たちのアプリほど優れたアプリは存在しないでしょう」と述べました。
さらに、YouTubeは現在、SpotifyやApple Musicなど他社と同様に、音楽のスーパーファン向けの機能の開発についても触れました「現在、スーパーファンに対して、多くの労力、注目、議論が注がれています。私たちは、常に他の様々なプランの機会を分析していますが、現在は『プレミアム・ライト』プランに全て注力しています。このプランは最も洗練させ、計画的にローンチすることを目指しています。その後、さらに改良を加え、別のプランを検討する予定ですが、現状では、スーパーファン向けの取り組みや計画に対して多くの作業があります。他のプラットフォームの進展を非常に楽しみに見ています」