韓国の公正取引委員会 (FTC)は、同国でグーグルが展開するYouTube MusicとYouTube Premiumのバンドルプランの正当性について調査を続けている、と韓国メディアAllkpopは報じています。同サービスが韓国で開始して以来、「バンドル」の疑惑が指摘されており、昨年2月、FTCは調査を開始しました。
韓国では、YouTubeを広告無しで再生できるYouTube Premiumに月額14,900ウォン (約1,700円)で加入するユーザーには、追加料金無しでYouTube Musicが提供されています。
YouTube Musicは、韓国企業のMelonなどを抜いて、同国音楽市場1位のストリーミングサービスとなりました。YouTube Musicは、現在、韓国で700万人以上のユーザーを獲得していると報じられています。
FTCは、YouTubeが競合する音楽ストリーミングサービス運営会社の活動を不当に阻害し、競争を制限しているかどうか、を調査しています。当局は、調査を間もなく終え、上半期中に制裁を決定するための審議プロセスを近く始める予定です。
米国では、Spotifyがオーディオブックのバンドルプランを導入し、低い料率で作詞作曲家に収益分配を始めたことが、業界団体であるNMPA (全米音楽出版社協会)から問題視されたばかりでした。音楽サブスクリプションでは、業界スタンダードとも言える「バンドルプラン」に対して、規制や反対が広がるか否か、注目です。